ずっと前から、やっぱり好きだった。
拭えない不安
結局夏休みにグラウンドを走ることはなかった。二学期の始め、それを心蜜に伝えると、
「苺果がやってるなんてはなから思ってないし~」
とバシバシ背中を叩いてくる。
「そーゆー心蜜はちゃんとやったの?」
対抗するように言うと、
「我シャトルラン26ぞ?」
「やば」
ひどーって言いながら、2人で笑う。
「そういえば、梨々、別れたらしいよ」
心蜜は情報の回りがはやいなぁと感心しつつ、私にはそんな情報来なかったなぁと悲しくなる。最近は、知らないことが嫌になっていた。前は情報通だったのにって、思ってしまう。
口に人差し指をあてて、心蜜が言う。
「しかも、読モくんに乗り換えられたらしいよ」
「え…」
思わず声に出るってこういうことだ。
「びっくりだよね~、あたしも半年は持つと思ってたのに。夏休みで会わない間に冷めたって言われたらし~よ」
みんな、さらっと別れるんだなぁ。少なくとも読モくんにとっての恋は、すぐに捨てれるような軽いものなのだろうか。
「苺果がやってるなんてはなから思ってないし~」
とバシバシ背中を叩いてくる。
「そーゆー心蜜はちゃんとやったの?」
対抗するように言うと、
「我シャトルラン26ぞ?」
「やば」
ひどーって言いながら、2人で笑う。
「そういえば、梨々、別れたらしいよ」
心蜜は情報の回りがはやいなぁと感心しつつ、私にはそんな情報来なかったなぁと悲しくなる。最近は、知らないことが嫌になっていた。前は情報通だったのにって、思ってしまう。
口に人差し指をあてて、心蜜が言う。
「しかも、読モくんに乗り換えられたらしいよ」
「え…」
思わず声に出るってこういうことだ。
「びっくりだよね~、あたしも半年は持つと思ってたのに。夏休みで会わない間に冷めたって言われたらし~よ」
みんな、さらっと別れるんだなぁ。少なくとも読モくんにとっての恋は、すぐに捨てれるような軽いものなのだろうか。