ずっと前から、やっぱり好きだった。
私のこの過去を知ってるのは、塾が同じだった心蜜だけだった。
だからか自然と、恋バナをするのは心蜜とだけになっていた。
ほんと、何となくだけど。
そんな心蜜とクラスが離れちゃったから、私はもっと強くならないといけない。

だって誰にも私の妄想恋バナを聞いてくれなくなるんだもん!

心蜜をはじめとする部活のメンバーとだけはそーゆー話も出来たんだけど、まさか誰1人同クラがいないなんて…

心蜜との帰り道、心蜜がすごく気を使ってくれていて申し訳なかったけど、今日は本当にダメージ大きいから笑ってられないや。
「大丈夫?クラス行けそう?慣れそう?」
「めっちゃ今萎えてる。」


こうして地獄の中3がスタートしたんだ。
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