オリオンの夜に〜禁断の恋の果ては、甘く切なく溶けていく〜
★
「一緒に堕ちるならこわくないね」
「……全部俺のせいだから」
そう言うと、冬馬が私の首筋に唇を当てながら、スウェットを一気に捲り上げた。
そして一瞬、冬馬の視線が止まると、私の鎖骨を撫でた。春樹の付けた少し薄くなった赤い痕。
冬馬はその痕に重ねるように唇で触れた。
「優しくできないからな」
組み伏せたまま、冬馬が私の頬に触れる。
「……好きだよ」
私が言葉を言い終わるより先に、すぐにブラジャーの、ホックは外されて、胸の先端に冬馬の唇が摘むように触れる。
「んッ……」
冬馬の唇が触れただけで、身体中に電気が走るみたいに跳ね上がる。
冬馬が、私のスウェットのズボンに手をかけるとそのまま下ろした。
「冬馬……ゆっ、くり」
「……できる訳ねぇだろ」
冬馬の長い指先はショーツの上からなぞるように上下しながら、空いた片方の手で私の胸に触れていく。
「アッ……あ………あっ」
漏れ出る声は止まらない。
「声我慢してろ」
冬馬の指先が、私の中に入ってくる。
「……だ、め」
触れられる前から、自分でも分かるくらいに濡れていた。
「もう濡れてんな」
ショーツは一気に脱がされて膝を立てられる。静かな部屋に響く、自分の甘い声と水音と共に襲ってくる快楽におかしくなりそうだ。
「……力抜いてろよ」
冬馬は、私の声が漏れ出ないように、自分の唇で私の唇を塞ぐと、二本の指を最奥まで差し入れた。
腰が勝手に浮いて、自分の中から何かが押し出される感触と共に全身の力が抜ける。
唇を離すと、冬馬が、肩で息をする私を見つめた。
「はぁっ、私……ごめ」
春樹に抱かれる時、指だけでこんなに早く達したことなど一度もなかった。体が冬馬を求めて疼くのが分かる。
「ばか……んな顔すんな……乱暴にしたくなるだろ」
いつも涼しい顔をしてる、冬馬の余裕のなさそうな顔に、鼓動が早くなって胸が苦しくなる。
「いいよ……」
私達のしてることは、きっと許されない罪なんだろう。
ーーーー兄妹で重なりあうなんて。
どうせ許されないのだから。乱暴に痛みを伴う位でちょうどいいのかもしれない。
「冬馬に……全部知ってほしいから……」
冬馬の初めて見る熱を帯びた、男の人の瞳に身体中が熱くなる。
「分かった」
冬馬は私の両足を、大きく開かせてから、私の枕を口元に乗せた。
「……壁薄いから、声我慢して」
そうだ、篤くん達も二つ隣の部屋だ。
私は頷くと枕を唇に寄せた。
冬馬は、胸からおへそ、太腿へと沢山キスを落としてから、私の中心へと唇を落とす。
押し寄せる快楽に声を殺しながら、必死に耐える。
「ンッ…ンッ…や……ンッ」
「明香ちゃんと息しろよ」
自分でも分かるほどに、冬馬が欲しくて堪らなくて蜜は溢れて止まらない。冬馬の指が増やされて、身体は勝手に跳ね上がる。
「アッ……んッ……とう、ま……私っ」
いくら枕を押し当てても、強い甘い刺激に声は堪えきれずに漏れ出して、目の前が、クラクラする。
「一緒に堕ちるならこわくないね」
「……全部俺のせいだから」
そう言うと、冬馬が私の首筋に唇を当てながら、スウェットを一気に捲り上げた。
そして一瞬、冬馬の視線が止まると、私の鎖骨を撫でた。春樹の付けた少し薄くなった赤い痕。
冬馬はその痕に重ねるように唇で触れた。
「優しくできないからな」
組み伏せたまま、冬馬が私の頬に触れる。
「……好きだよ」
私が言葉を言い終わるより先に、すぐにブラジャーの、ホックは外されて、胸の先端に冬馬の唇が摘むように触れる。
「んッ……」
冬馬の唇が触れただけで、身体中に電気が走るみたいに跳ね上がる。
冬馬が、私のスウェットのズボンに手をかけるとそのまま下ろした。
「冬馬……ゆっ、くり」
「……できる訳ねぇだろ」
冬馬の長い指先はショーツの上からなぞるように上下しながら、空いた片方の手で私の胸に触れていく。
「アッ……あ………あっ」
漏れ出る声は止まらない。
「声我慢してろ」
冬馬の指先が、私の中に入ってくる。
「……だ、め」
触れられる前から、自分でも分かるくらいに濡れていた。
「もう濡れてんな」
ショーツは一気に脱がされて膝を立てられる。静かな部屋に響く、自分の甘い声と水音と共に襲ってくる快楽におかしくなりそうだ。
「……力抜いてろよ」
冬馬は、私の声が漏れ出ないように、自分の唇で私の唇を塞ぐと、二本の指を最奥まで差し入れた。
腰が勝手に浮いて、自分の中から何かが押し出される感触と共に全身の力が抜ける。
唇を離すと、冬馬が、肩で息をする私を見つめた。
「はぁっ、私……ごめ」
春樹に抱かれる時、指だけでこんなに早く達したことなど一度もなかった。体が冬馬を求めて疼くのが分かる。
「ばか……んな顔すんな……乱暴にしたくなるだろ」
いつも涼しい顔をしてる、冬馬の余裕のなさそうな顔に、鼓動が早くなって胸が苦しくなる。
「いいよ……」
私達のしてることは、きっと許されない罪なんだろう。
ーーーー兄妹で重なりあうなんて。
どうせ許されないのだから。乱暴に痛みを伴う位でちょうどいいのかもしれない。
「冬馬に……全部知ってほしいから……」
冬馬の初めて見る熱を帯びた、男の人の瞳に身体中が熱くなる。
「分かった」
冬馬は私の両足を、大きく開かせてから、私の枕を口元に乗せた。
「……壁薄いから、声我慢して」
そうだ、篤くん達も二つ隣の部屋だ。
私は頷くと枕を唇に寄せた。
冬馬は、胸からおへそ、太腿へと沢山キスを落としてから、私の中心へと唇を落とす。
押し寄せる快楽に声を殺しながら、必死に耐える。
「ンッ…ンッ…や……ンッ」
「明香ちゃんと息しろよ」
自分でも分かるほどに、冬馬が欲しくて堪らなくて蜜は溢れて止まらない。冬馬の指が増やされて、身体は勝手に跳ね上がる。
「アッ……んッ……とう、ま……私っ」
いくら枕を押し当てても、強い甘い刺激に声は堪えきれずに漏れ出して、目の前が、クラクラする。