I will love you forever
「そろそろ時間だな」

リーヴァイが壁にかけられた時計をチラリと見て、あたしに手を差し出す。あたしは少し緊張しながらも、その手を取った。

「離れないで」

あたしがそう言うと、リーヴァイの耳が赤く染まったのが目に映る。あたしの方を見たリーヴァイは、真剣な顔をしていた。

「モニカも、俺から離れるなよ。他の男とキスなんて許さねぇ」

木々が緑の葉をつけ、一面に緑が広がる中、参列者が座る席が用意されている。あたしとリーヴァイが姿を見せると、参列者たちの目が輝くのがわかった。

「あの二人、いつ離れるかな?」

「今日が最初で最後のチャンスだよ!」

ヒソヒソと話す声が聞こえてくる。あたしはリーヴァイに触れる手に力を入れ、離れるものかと自分に言う。

「丸太を切る時、周りに見せつけてやるよ。俺だけの奥さんだって」

リーヴァイがそう言って笑い、あたしの頭に一つキスを落とした。





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