私の運命

碧Said

美緒をおばさんが迎えに行く。




「美緒、碧君が来てくれたわよ?」

「はい・・・」


ん??


何か元気ないよな・・?


明らかに元気がない美緒。



傷が痛むのか―――?




美緒どうしてお前は


1人で何でも抱え込む――?


辛さも

痛みも

無力さも――・・



全てを1人で抱え込むなんてできないんだ――・・・


俺をなぜ頼らない――?


俺がそんなに頼りないか――?


美緒――・・


俺は今日美緒に想いを告げる。


美緒は困惑するだろうか・・・・

それとも涙するのか・・・


それとも笑ってくれるか――?


俺の目の前で笑ってくれるか――?

美緒――・・


事故に遭う前の美緒が知りたいと思うこともある



でも俺は今の美緒に恋をした。



いいや――・・

もう恋なんていう

ちっぽけな

消えそうな

ものではないんだ。






これはもう――・・【愛】なんだ――・・



愛と呼んでも決して大きすぎず

もしかしたら

愛なんていう言葉でも片付かない程

俺は美緒を愛しているのかもしれない。



いや。

愛しているんだ。



宮内美緒――・・








俺は美緒に告げる。


好きだと。

美緒が好きだということを――・・


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