私の運命
「あなた一体どういう教育してるんですか?子供に。」






「あの、うちの息子が何か?」


「俺の妻にしんたいと言って、大勢の前で侮辱したんですよ。そちらの息子さんが。」



「うちの息子はそんなことしませんよ?


何言ってるんですか。大体うちの息子は有名な華英中学に通っている優等生なんですよ?


そんな息子が、人様にそんなことを言うとは思えませんが。」



「あなた何も子供の事を知ろうとも思わないんですね?


とにかく、妻に謝って下さい。息子さんとあなたに。」


「何を言っているんですか!!


息子は酷いけがをして帰ってきたんですよ?


あなたにけがを負わされたと息子から聞きました。



あなたが謝るべきなんじゃないんですか?」




「確かに…


息子さんのケガは俺がつけた傷です。」



< 51 / 54 >

この作品をシェア

pagetop