私の運命
「だけど…


体の傷は、時間が経てば元に戻るけど



妻が負った心の傷は、簡単には治らないんですよ。



ずっと、その傷を抱えて生きていくんですよ。




確かに、妻は、車いす生活です…



しかし、面識も何もない、ましてや何も迷惑をかけていないあなたの息子さんに




しんたい。等と侮辱される覚えはありません!!!!




息子をただ単に良い中学に行かして良い高校に行かせるだけが、親の役目ですか?



そんな事の前に、ちゃんと教えるべき事を



教えなくてはいけないんじゃないんですか?!



あなたは、親失格です。





これ、俺の家の住所です。




俺の言い分が正しければ、家に来て謝罪してください。


それでも、息子さんが悪くないと思うなら、来なくて結構です。



どうも、失礼しました。」



と、私と碧は家に帰っていった。






…碧…





ありがとう…。


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