私の運命
あまりにも突然すぎる

美緒に降りかかった不幸。





美緒、あたし達ずっと一緒だって


思ってたよね――?



小さい頃の思い出が蘇る。


『おね~ちゃぁぁんっ!』

そう言って


あたしにすがりつき泣く。


『まぁたこけたの~??』

『うわぁぁんっ!!』

『はいはい・・

痛いの痛いのとんでけ~~っ!!』


『・・・痛いの無くなった・・・・


ありがとうお姉ちゃん!!』

『うんっ!』


そう言っていつも通り笑ってた。




『ずっとずぅーっと美緒と奈緒は一緒だよ』

そう言った日々。


『中学生になっても一緒に勉強しよーねっ!』


そう言って中学に行く前

言いあった日々――・・

『彼氏できた~??』

『美緒には教えな~いっ!!』

『ちぇっ!!』

そう言って

恋の事も相談しあった

高校時代――・・


あの時は楽しかった――・・


そう思う。


病院にはもう既についていて

緊急手術が始まった。


数時間して――・・


手術中というランプが消える。

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