お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする
「初めまして、宮野さん。私、スカイプリンスのマネージー月瑠花(つき るか)です。」


と、月さんは笑った。

ちょっと怖いって思ったけど…優しそう。

「宮野さん。今日の撮影に出てもらえませんか!」

え、えー

さっきの怖い目と違って、なんか、目がキラキラしてますけど…

「今日の撮影って…」

「今日の撮影はこれです!」

それは歌のミュージックビデオで、曲の雰囲気が王子様。

歌の歌詞などが1人のお姫様を取り合うと言う感じの歌詞らしい。

「私がお姫様役?!!無理です!似合わないと思うし…それに、役の人はもう居るんですよね…?」


それで私がお姫様役として出ないかと言われた。

めちゃくちゃ反対した。

しかも、モデルの方で、お姫様の役の方がいると言うのに。

「うーん。居るんだけどね…その子態度があんまり良くないし、多分だけど、その子自分の仕事増やすためとかじゃなくて、ただ単にスカイプリンスに近づきたいだけだと思うの。」

「つばさのファンて言ってたし」

「えっ!」

つばさくんのファンの人…

「まぁ、顔が良いからって、上の人が…あははっ」
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