お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする
「ん。ついてる」

???


そう言って翼くんは私の唇の横に下ベロでぺろっとした。

へっ!

カァー

一瞬にして私の顔は赤くなった。

うっ、

キスとは違ってなんか恥ずかしい…


「ふふふっ、鈴望顔真っ赤」

「うー。見ないでください…」

「かわいっ」

うっ、不意打ち…やめて…


「つ、翼くん。これっ」

私は話を変えようと黄色のラッピングで包んだプレゼントを渡した。

「プレゼントです!」

「えっ、俺に?」

翼くん以外に誰がいるんですか…?


「開けていい?」

「はいっ」

翼くんは丁寧にラッピングを剥がしていく。
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