お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする

「ないって…買ってなかったんですか?」

「うん。だって使わないし。」


そ、そうなんだ…

私は翼さんと、一緒に店に入った。


 **-・。**-・。**-・。**-・。**-・。


「これ俺も買おうか」


私が買おうとしていたらお皿の色違いを買おうとしている翼さん。


「鈴望ちゃんとお揃い。嬉しいな」

え、

お揃い…?

あのお揃い?

いいの?私とお揃いで…

何か私も嬉しくなった。


「はい!私も嬉しいです」


そう言うと翼さんは、そっぽを向いてしまった。

どうしたんだろう…

と思い私は下から翼さんの顔を覗いた。


「どうしたんですか?」


だけど下を向いてもマスクとメガネと帽子で顔は、見えない。


「なんでもない」


と、言って私の頭を撫でた

へ、



私はビックリして立ち止まってしまった。


「ほら、早く行こ」


と、言って翼さんは、私の手を握った。

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