お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする
「お父さんこれから打ち合わせあるから帰るな。ごめんな。」

「うん。大丈夫…」

「ちゃんとお隣さんに挨拶してな。」

「うん」


それだけ言ってお父さんは車に乗って行ってしまった。


ハァー

これからやっていけるかな…


よし。

まずはお隣さんに挨拶に行かなきゃ。

そう思って私は自分の家に行って粗品(引っ越しの時にとなりの人に渡すもの)を取りに行った。

ここのアパートは二階建てで一階と二階合わせて10部屋。

私の家は、二階で一番端っこ。

205号室。

お隣さん優しい人だと良いな…

お隣さんは204号室。


ふぅー

よし。

私はお隣さんの家のチャイムを鳴らした。


ピィンポーン


家の中でなっているのが分かる。

すると「ちょっと待って~」と中から聞こえた。

ガチャ


「はーい何のようでショーカー」


と、言って出てきたのは20歳ぐらいの男の人が出てきた。

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