お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする
その声は、翼さんのものだった。


え、なんでここにいるの?


翼さんたちは、一個上の階の空き室にいるはずなのに。ナンパという言葉に回りにいた人が一気にこっちを見た。


すると、『原木さん』と、呼ばれた人は気を悪くしたのか「すいません」
と、言ってどっかに行ってしまった。

また、翼さんに助けてもらっちゃった。


すると、翼さんが、私の名札をみて言った。


「す、ずのちゃん?大丈夫だった?ごめんね」


ヒャー

しかも、初対面かのように私の名前を、カタコトに言ってるし。


コクコクと、私は、首をたてに降った。


すると、

「良かった。」

と、いって私の頭に手をのせてよしよししてきた。


ええーー


心臓に悪いよ…

こ、腰抜けそう

すると、その瞬間「キャーー」「やばーい」
と、5組から聞こえてきた。


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