お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする
「琴羽すごいやん!」

と、若菜ちゃん。


「えへへ」


と、言ってことちゃんは笑ってる。


「私は、まぁまぁかな…。」

と、言いながら若菜ちゃんは紙を私たちの前に見せた。


【学年 54位/300ーーー】


「え、何がまぁまぁなの?!全然良いじゃん!」

「私からしたらまぁまぁなの。」

と、若菜ちゃんと、ことちゃんが話してる

「そーなんだ」


「すずは!」
「鈴望は?」

と、若菜ちゃんと、ことちゃんの声が重なった。


すごいシンクロ…


「私は、よかったよ。」


と、言って紙を見せた。


「…」

「…」


若菜ちゃんと、ことちゃん黙っちゃってどうしたんだろう…


「若菜ちゃん。ことちゃん。どうかした…?」


「どうしたもこうしたも、なにこの順位!」

「やば。天才やん」


「今回はよかったから」

翼さんに、見せたらほめてくれるかな…


今日はいつもより翼さんに会うのが楽しみ。

早く学校終らないかな…

なんて、テストとの点数が返されて今日は終った。
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