in other words
「新人の頃はよくミスばかりをして怒られていたが、今もたまにだがミスをすることがあるんだ。

まあ、大半は自分の不注意なんだが」

「そうなんですか」

「国の安全と平和を守るのが我々の仕事だからな。

そのミスが命取りにならないように常日頃から気を引き締めて仕事に取り掛からないといけない」

大変なんだなと思った反面、彼らの努力のおかげで私たちは毎日を安心して過ごすことができるのだと思った。

「でも、あまり無理をしないでくださいね。

私の前では羽休めだと思って気を緩めても構いませんので」

そう言った私に、
「ありがとう、琴美さん。

でも俺はこうして君の声を聞いているだけでも休めているから」
と、高城さんは言ったのだった。
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