in other words
「えっ!?」

その人の顔を見た私は驚きのあまり、思わず声が出た。

「き、君は…?」

私の顔を見たその人も驚きを隠せない様子だった。

「えっ、知りあいなの?」

お互いの顔を見て驚きあっている私たちの様子に、詩歌は首を傾げた。

「知りあいと言うか…1、2時間前に会ったばかりなんだけど…」

そう言った私に、
「まさか、また会うことになるとは思わなかったな…」
と、彼は言った。

そう、今目の前にいる人は私を助けてくれた彼だった。

いやいや、そんなことよりも、
「今日は3人で一緒に飲むって言ったじゃない!」

私は詩歌に言った。

「ごめん、ウソをついたの…」

詩歌はバツが悪そうに謝った。

「えっ、どう言うことなの?」

そう聞いた私に、
「詩歌ちゃん、琴美ちゃんにもう立ち直って欲しいって思っているんだよ」
と、佐奈が言った。
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