あのっ、とりあえず服着ませんか!?〜私と部長のはずかしいヒミツ〜
沢山モノを積み上げた下の方から、買ってはみたもののもったいなくてずっと未開封のまま仕舞い込んでいた猫耳フード付き三毛柄のバスローブを泣く泣く取り出した羽理は、それをTシャツの上へ羽織って。
ツンと布地を押し上げて存在を主張している乳首が目立たないよう、わざと胸元付近をダボつかせるようにして腰ひもを結んだ。
そのついで。さしたる意味はないけれど、フードもしっかり被って猫ちゃん気分を味わってみたりなんかして。
(やんっ。やっぱりコレ、めちゃめちゃ可愛い♥)
余りの可愛らしさに、一瞬現状も忘れてほわっとなってしまってからハッとする。
(あ、三毛ちゃん柄と言えば……)
ふと視線を転じれば、先程使った白黒猫が描かれたバスタオルとは別に、畳んで置いておいたはずの三毛模様のバスタオルが姿を消していて。
(あーん。やっぱりない! ひょっとして屋久蓑部長が使ってる?)
もぉ、お気に入りのタオルを勝手にぃー!と憤った直後、(ああ、でも! やっぱり裸のままは困るよね。どうかタオルでも何でもいいから身体に巻き付けていて下さいますように)と願ってしまった羽理だ。
(さすがにびしょ濡れすっぽんぽんのまま部屋へ潜伏されていたら、私、目のやり場に困っちゃうもん!)
漫画や小説では見慣れまくり・拝みまくりの男性の裸だけど、生身のモノにはからっきし免疫がない。
下手したら物珍しさからガン見してしまって、またしても痴女呼ばわりされてしまうかも知れないではないか。
そんな、恥じらい多き(?)処女としては至極もっともなことを思ったのと同時、さて今からその《《ほぼ裸》》の部長と、自身も《《防御力の低そうな》》こんな格好――ノーブラ――で対峙しなければいけないんだった!と気が付いた羽理は、今更のように気鬱になってしまう。
そもそもよぉーく考えてみたら――。
(私の三毛ちゃんバスタオルってば今! 部長の《《ご立派さん》》の上じゃないですかぁぁぁ!?)
ツンと布地を押し上げて存在を主張している乳首が目立たないよう、わざと胸元付近をダボつかせるようにして腰ひもを結んだ。
そのついで。さしたる意味はないけれど、フードもしっかり被って猫ちゃん気分を味わってみたりなんかして。
(やんっ。やっぱりコレ、めちゃめちゃ可愛い♥)
余りの可愛らしさに、一瞬現状も忘れてほわっとなってしまってからハッとする。
(あ、三毛ちゃん柄と言えば……)
ふと視線を転じれば、先程使った白黒猫が描かれたバスタオルとは別に、畳んで置いておいたはずの三毛模様のバスタオルが姿を消していて。
(あーん。やっぱりない! ひょっとして屋久蓑部長が使ってる?)
もぉ、お気に入りのタオルを勝手にぃー!と憤った直後、(ああ、でも! やっぱり裸のままは困るよね。どうかタオルでも何でもいいから身体に巻き付けていて下さいますように)と願ってしまった羽理だ。
(さすがにびしょ濡れすっぽんぽんのまま部屋へ潜伏されていたら、私、目のやり場に困っちゃうもん!)
漫画や小説では見慣れまくり・拝みまくりの男性の裸だけど、生身のモノにはからっきし免疫がない。
下手したら物珍しさからガン見してしまって、またしても痴女呼ばわりされてしまうかも知れないではないか。
そんな、恥じらい多き(?)処女としては至極もっともなことを思ったのと同時、さて今からその《《ほぼ裸》》の部長と、自身も《《防御力の低そうな》》こんな格好――ノーブラ――で対峙しなければいけないんだった!と気が付いた羽理は、今更のように気鬱になってしまう。
そもそもよぉーく考えてみたら――。
(私の三毛ちゃんバスタオルってば今! 部長の《《ご立派さん》》の上じゃないですかぁぁぁ!?)