あのっ、とりあえず服着ませんか!?〜私と部長のはずかしいヒミツ〜
「は? 元よりお前に何か出してもらおうだなんて思ってねぇよ。……で、さっきから俺が言ってる違いすぎるってのは服装の話、な?」
「服、装……?」
「……ああ、家じゃお前、猫尽くしだっただろ」
ククッと思い出し笑いをされた羽理は、あの時の服装を思い出してハッとして。
「そう言えば私、屋久蓑部長にひとつご報告があるんでしたっ!」
ポンッと手を打って、「うちの家、妖精さんがいるみたいなんですよ!」と口早にまくし立てたら、屋久蓑に「は?」と怪訝な顔をされてしまった。
まぁ羽理自身、半信半疑なのだから仕方がない。
羽理は小さく深呼吸をすると、何故そう思ったのかを語り始める。
「私、Tシャツの上に三毛柄のバスローブを羽織ってたじゃないですか。あれ、実は下ろしたてだったんですけどね……」
部長を家まで送った後、家に帰ってみたら脱衣所のゴミ箱に、切り取られたタグが捨てられていたのだと言う。
「私、慌ててたからあの時、商品タグを付けたまま着てたみたいなんです。けど不思議と痛くなかったからタグがあることにすら気付いてなかったんですけど……。そのまま洗濯かごに放り込んじゃってたから妖精さんが見かねたんですかね? 留守してる間に切り離してゴミ箱へ捨ててくれてたんです!」
歯磨きしようと洗面所へ行って、そのことに気付いた羽理はいたく驚いたのだと興奮気味に語った。
「だからですねっ、部長がうちにワープしてらしたのも……もしかしたらその妖精さんのイタズラかも知れません!」
「服、装……?」
「……ああ、家じゃお前、猫尽くしだっただろ」
ククッと思い出し笑いをされた羽理は、あの時の服装を思い出してハッとして。
「そう言えば私、屋久蓑部長にひとつご報告があるんでしたっ!」
ポンッと手を打って、「うちの家、妖精さんがいるみたいなんですよ!」と口早にまくし立てたら、屋久蓑に「は?」と怪訝な顔をされてしまった。
まぁ羽理自身、半信半疑なのだから仕方がない。
羽理は小さく深呼吸をすると、何故そう思ったのかを語り始める。
「私、Tシャツの上に三毛柄のバスローブを羽織ってたじゃないですか。あれ、実は下ろしたてだったんですけどね……」
部長を家まで送った後、家に帰ってみたら脱衣所のゴミ箱に、切り取られたタグが捨てられていたのだと言う。
「私、慌ててたからあの時、商品タグを付けたまま着てたみたいなんです。けど不思議と痛くなかったからタグがあることにすら気付いてなかったんですけど……。そのまま洗濯かごに放り込んじゃってたから妖精さんが見かねたんですかね? 留守してる間に切り離してゴミ箱へ捨ててくれてたんです!」
歯磨きしようと洗面所へ行って、そのことに気付いた羽理はいたく驚いたのだと興奮気味に語った。
「だからですねっ、部長がうちにワープしてらしたのも……もしかしたらその妖精さんのイタズラかも知れません!」