あのっ、とりあえず服着ませんか!?〜私と部長のはずかしいヒミツ〜
***
「俺はソファで寝るから荒木はベッドで寝ろ」
さすがに女性を変な場所で寝かせたとあっては男が廃る。
ベッドが、セミダブルひとつきりしかない以上、羽理にそっちを使わせて、自分はリビングのソファで、が自然な流れだ。
そう思った大葉だったのだが。
「えー、嫌れすよぅ。しょんな事しゃれたら……《《わらし》》、めっちゃ悪者みたいじゃないれすかぁ」
――なので、わらしがソファで!とか言い始める羽理と一悶着あって。
散々言い合いした挙句、結局、「もぉ、面倒くしゃいれすね! らったら一緒に寝ちゃいましょぉ! ぶちょぉのベッド広いれすし問題ないれす!」ととんでもない提案をされてしまった。
「い、いや、それだと俺が困るだろーが!」
「何れぶちょぉが困るんれすか! 失礼な人れすね! わらし、一緒に寝たからって襲ったりしませんよっ!?」
「何、バカなことを!」
「バカ!? そっちこそわけ分かんないれす。ひょっろしれ、襲っれ欲しいんれすかっ!」
「んなわけあるかよ!」
(いや、だからっ! 襲われるのはお前の方だと何故思わない!?)
余りに危機感がなさ過ぎる羽理に、大葉は気にし過ぎている自分の方がおかしいんじゃないかとさえ思い始めて。
「らったら問題ないれしょー! ほりゃ、歯磨きも済みましたし、ちゅべこべ言っれないれ、しゃっしゃと寝ますよ!? ――明日も仕事なんれすからっ」
最終的には何だかそんな風に丸め込まれてしまった大葉だ。
「俺はソファで寝るから荒木はベッドで寝ろ」
さすがに女性を変な場所で寝かせたとあっては男が廃る。
ベッドが、セミダブルひとつきりしかない以上、羽理にそっちを使わせて、自分はリビングのソファで、が自然な流れだ。
そう思った大葉だったのだが。
「えー、嫌れすよぅ。しょんな事しゃれたら……《《わらし》》、めっちゃ悪者みたいじゃないれすかぁ」
――なので、わらしがソファで!とか言い始める羽理と一悶着あって。
散々言い合いした挙句、結局、「もぉ、面倒くしゃいれすね! らったら一緒に寝ちゃいましょぉ! ぶちょぉのベッド広いれすし問題ないれす!」ととんでもない提案をされてしまった。
「い、いや、それだと俺が困るだろーが!」
「何れぶちょぉが困るんれすか! 失礼な人れすね! わらし、一緒に寝たからって襲ったりしませんよっ!?」
「何、バカなことを!」
「バカ!? そっちこそわけ分かんないれす。ひょっろしれ、襲っれ欲しいんれすかっ!」
「んなわけあるかよ!」
(いや、だからっ! 襲われるのはお前の方だと何故思わない!?)
余りに危機感がなさ過ぎる羽理に、大葉は気にし過ぎている自分の方がおかしいんじゃないかとさえ思い始めて。
「らったら問題ないれしょー! ほりゃ、歯磨きも済みましたし、ちゅべこべ言っれないれ、しゃっしゃと寝ますよ!? ――明日も仕事なんれすからっ」
最終的には何だかそんな風に丸め込まれてしまった大葉だ。