Sweet and sour love
「あの、なんで私の連絡先を?なんで、連絡してきたんですか?」
 ストレートに聞いた。

「裕一さんのスマホから拝借しました。裕一さんは、とても良くしてくれています。奥様が夜勤の時に、ごはんに連れて行ってくれたりします。」
 私は、動揺した。

『私の夜勤の時にご飯?』
 疑わずにはいられなかった。しかし、同様を見せたくなかった。

「それは、旦那がいつもお世話になりありがとうございます。それを伝えるためにわざわざ連絡を?」
 心のモヤモヤが隠せないでいた。

「いえ。こちらこそ、公私共にお世話になっています。これからも、よろしくお願いします。」
 公私共に・・・が引っかかったが、それ以上SNSする気は起きずやめた。
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