Sweet and sour love
 翌日、日勤のため、朝、出勤した。

 同僚が少しザワザワしていた。

「おはようございます。」
 私が挨拶すると、先輩の中西さんが慌てた様子でやってきた。

「ちょっと、ちょっと。
 優奈ちゃんの担当の林原くん、めっちゃイケメンじゃん?もう、言ってよ。
 あっ、おはよう。」

 ミーハーな中西さんらしかった。

「あー、そうですね。
 私、同級生なんで、なんとも思わなかったです。」
 私は、大和の顔が好きだったわけじゃない。人柄が好きだった。

「同級生なの?学校にいたってこと?」
 先輩はテンション高めで言った。

「まぁ、そうですね。」
 
「うらやましすぎる。」
 そう言い放ち、去って行った。
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