Sweet and sour love
 昼過ぎ、手術室に行く時間となり、大和を車椅子に乗せた。

「じゃあ、手術室に行きます。」
 ご両親が付き添っていたため、挨拶して、手術室に向かった。

「めちゃ緊張する。」
 大和の顔はこわばっていた。

「緊張するよね。流れに身を任せるだけ。」
 手術前の患者に何言っても、緊張が解けるわけない。

 手術室につき、手術室担当看護師に申し送りをした。
「じゃあ、行ってらっしゃい。」
 大和を見送った。
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