幼馴染との約束
声をかけようか悩んだけど、




走らないといけないし、ストーカーになってしまう。




人違いなら、恥づかしい。




それに、
今の俺と一緒にいるところが敵チームに見られたら、人違いでも沙良だったとしても狙われてしまう。




だから、声かけるのはやめた。




「悠希…?」




「え、?」




「大丈夫か?どこか上の空だったぞ?今の女に興味でも持ったのか?」




「いやいや、大丈夫っすよ。見たことある人だなぁって思ってただけで、、大したことないっす」




「なら、いいんだけどよ」




和樹先輩は、感ずいたとしても深くは聞いてこない。




そーいう和樹先輩はとても好きだった。




「俺ら、そろそろ引退だろ?次の総長は悠希に任せるからな」




「お!悠希おめでとう!!俺ら全力でサポートするよ!!」




圭介は、とてもいい人だ。




本当は、自分が総長やりたがっていたのに。




「ありがとうございます!」




和樹先輩は、1ヶ月たって引退していった。
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