幼馴染との約束
大輝、、思い出すのが遅くなっちゃった!




ごめんね




心の中でそう呟いた。




「え、真子は?」




みんな揃っているのに、真子だけいなかった。




真子も連れ去られていたらしいけど、私よりも先に助けられたみたいで、無事ということは聞かされている。




「なんか、色々なことが起きて、疲れたから家に帰って寝るって言ってたから、家にさっき送って来たところだ」




春樹が説明してくれた。




「そっか」




無事なら良かった。





「じゃー、そろそろ帰っかー。早く退院出来たらいいな」




大輝の病室から出た。




「あー、ねみぃ」




いつもは元気がいい春樹だが、今日は疲れているのか静かだ。




「じゃーな。俺、今日はバイクで来てねーから」




手を挙げて、春樹は帰って行った。
眠たそうだったけど、大丈夫かな。
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