幼馴染との約束
「おめーら、どーしたんだ?」




春樹が突然聞いてきた。




前まではずーっと一緒にいたのに、最近では倉庫の部屋の中にいても一言も話さない。




「んー、なんもないよ〜」




明るくそう答えるけど、無理がある。




この場の空気は非常に悪い。





そんな時、1台の携帯電話が鳴った。





「あ、私だ」




真子は、部屋から出て行ってしまった。




誰かからの電話だろうって思っていたら、結構重大なことだったらしく、焦った顔で戻ってきた。




「お母さんが、、倒れた、、」




真子は泣きそうな顔をしていた。




そんな時、私が手を差し伸べてやりたいと思ったが、今の私たちの関係では無理だ。




「おい、行くぞ。病院だろ?」




悠希が立ち上がり、
倉庫のバイクが置いてあるところにへと向かう。




「うん」




静かに悠希の後を追いかける真子。
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