幼馴染との約束
友達は出来ないけど、
段々学校生活や1人での行動も慣れてきた。




やっぱり神様は私に酷いことをする。




「ねぇ、地味子。あんた今日ここに行ってきてよ!いい所だよぉ!学校のみんなから地味とか言われて辛いでしょ??楽になるからさ!」




そう言って無理やり紙を私のポケットに突っ込んできた。




「大丈夫!いいカウンセリングの先生だから!話したら、楽になるよ?その人、呼んじゃったから待たせる訳にも行かないから、必ず行ってね!」




それだけ言い残すと友達の所へと帰って行ってしまった。




はぁ。
ついてないなぁ。



私は、行かないで帰ろうって思っていた。



だけど、、もし行かなかったら、、
明日から愚痴以上に酷いことされるかも…




カウンセリングかぁ
話せば終わりだよね




人の言うことを素直に信じてしまう私は本当に馬鹿ということを思い知らされる。




渡された地図を見たら、
目的地は、ホテルの前だった。




ホテルには、カップルや家族などと沢山の人が出入りしている。




カウンセリングらしき人、、いないんだけど、、、帰ろうかな。




そう思って引き返した時。
< 15 / 169 >

この作品をシェア

pagetop