幼馴染との約束
「はい、坂本さん。皆さんに最後の一言どーぞ」




先生は黒板の前から端に移動し、
真子がここに立つようにと指示する。




「短い間でしたが、、お世話になりました。
この学校に来て、色々なことを学びました。斉藤さんにいじめられ、みんなは見て見ぬふりをした。だけど、、ある人だけは私のことを助けてくれました。とても嬉しかったです。ありがとう!」




真子…




ある人が私ということはよく分かった。




だけど、斉藤さん達は先生の前で言われたことにすごい怒っている。




「はぁ!?意味わかんない!!嘘つき女!」




「仲良くしてきたくせに、裏切りやがった!!裏切り者!」




それを沈めたのは、先生だった。




「はい、どーいうことですか?斉藤さん達職員室に後できなさい!」





先生もお怒りのようだった。




「はい…」




終礼が終わって、私は真子のところに行こうとしたけど、もういなかった。




やっぱり、話したくなんてないよね。




あれは、、単なる単にお礼だけ言っときたかっただけだよね。




「あれ?真子ちゃん。もう帰っちゃったの?」




「早いなぁ。写真撮りたかったのに…」




真子と最後に仲良くしていた女子も残念がっていた。
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