幼馴染との約束
いたっ!




真子が新幹線に乗り込むところだった。





「真子!!!」




今までに出したことのない声で叫んだ。




「沙良!?」




真子も私がいることにビックリして立ち尽くしている。





横にはお母さんがいて、大きな荷物を持っている。




「どーしてここに?」




「真子、ほんとにごめんなさい!真子と仲良い親友に戻りたいよ!」




その時には、真子も私も泣いていた。




「沙良、、悪いのは私だよ!本当にごめんなさい。机の上に酷いこと書いて。しかも、、悠希と付き合ってる振りをして。本当にごめんなさい。今日、本当は沙良に話しかけようと思ってたの!だけど、、私には勇気がなかった。これで許して。本当にごめんなさい。」




渡されたのは、手紙だった。




「沙良、幸せになってね!応援してるから!ずーっとずーっと親友だよ!!」




「真子!早くしなさい!」




真子のお母さんに声をかけられ、慌てて新幹線に乗っていった。




「真子!!!バイバイ!」




窓から真子が見える。




真子もずーっと手を振ってくれた。




「発車します」




合図とともに新幹線は動き出した。




新幹線が走る方向に走った。




真子が見えなくなるまで、手を振った。




「大好きだったよ」
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