幼馴染との約束
「あ、でも大丈夫だよ!!ほら、私ってこーいう性格じゃん??」




笑って見せるけど、上手く笑えてない気がする。




「無理に笑うなよ。海でも見て忘れよーぜ。俺も辛い時は海に来てんだよ。」




辛い時なんてあるんだ。
悠希君にも。




悠希君も人間だからあるよね!何考えてるんだろ私。




「海ってさ、、見てて飽きねーんだよな。」




悠希君の辛いことがあったとしても、私が辛い時に支えることができる存在になれたらいいなぁ。




「おい、おめーら。俺らを置いて楽しそーに海に来てんだよ!忘れんなよ!俺らのこと。」




「春樹!?どーしてここがわかったんだ?」




「圭介が見かけたって。」




みんなで見る海はとても綺麗に見えた。




「そろそろ帰るか」




そう言い出したのは、悠希君だった。




「そーだね!」




「明日からは、学校新学期入るしな!」




「みんな頑張ろーぜ!」




みんなで笑いあった夕方。
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