幼馴染との約束
「あ!沙良!おはよう!!ごめんねぇ昨日は。誰も家まで送ってくれなくて!」




「いや、全然大丈夫だよ!!」




笑顔で返した。




「あ!今日さ白龍のもう引退してるんだけど、先輩達が久しぶりに倉庫に来るんだよね!沙良も今日来るでしょ??知らせとこう!って思って。」




「そーなんだね!」




正直行こうかは悩んだ。




行っても迷惑でしかないでしょ。




だけど、、嬉しそうな真子を見てたら断れない自分がいた。




教室に入ると空気は重い。




それはいつもと変わらない。




だけど、、席に着いたらわかる。




机の上に「死ね」とか「消えろ」とか書かれていることに気づく。




真子も同じだったようで、顔が青ざめている。




「あの斉藤さんに歯向かうなんて強いよね」

「私そんなことできない!」

「いい子ぶってただけね」




そんな声が聞こえてくる。




仕方なく、雑巾を持ってきて机に書いてある文字を消す。




消えてくれたことに一安心する。
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