幼馴染との約束
和樹先輩達は酒が入ったら、もっと元気になるそうだ。




和樹先輩を1番として、みんな元気だった。




「沙良ちゃんは彼氏とかいないの?」




「いませんよ」




そこからどんどん恋バナになってしまった。




恋バナが苦手な私は、「トイレに行く!」と言って、その場を離れた。




和樹先輩は心配そうな顔で見つめていた。
だけど、気付かないふりをして外へ出た。




下には、尚輝や下っ端の子達がいるから、
その子たちとお話しでもしてたらいいかな。





そう思い、進もうとしたら、
腕を掴まれた。




和樹先輩かと思って、後ろを振り向いたら
和樹先輩ではなく、




副総長の裕翔先輩だった。
< 48 / 169 >

この作品をシェア

pagetop