幼馴染との約束
「寝坊したんだから〜、仕方ないじゃんっ!」




言い方からしても、噂されるだけある言い方だった。明るい感じに受け答えしているけど、優しい子な訳ではない。




これから起きることがどんなに辛くてしんどいことなのか、今の私には想像もしたことなかった。




私は苦痛な毎日を過ごしていた。




学校に来ても、勉強して…何してるっけ?




悠希がいなくなって、学校生活が楽しいって思ったことなんてない。




そんな私に比べみんなは、
「清水君かっこいい!」とか「北斗先輩かっこいい!」って言って、キャーキャー言って楽しそうにしている。




北斗先輩に関しては、ファンクラブなんてできてるし(笑)




いつかは清水ファンクラブもできそうだな。
< 7 / 169 >

この作品をシェア

pagetop