幼馴染との約束
この足音が味方の足音ではないことは、すぐに分かった。




「どけっ」




外でとても低い声が聞こえてくる。




ガチャ




とても怖いオーラをした男の人が立っていた。




おそらく、赤龍の総長。




いや、絶対だ。




「目覚めたみたいだな」




顔を覗き込んでくる。




「何すんの!?」




「可愛いなぁ。もう1人の真子?って女より可愛いじゃんなぁ。総長が惚れるのもわかる気するわぁ」




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