幼馴染との約束
「瑛人、、、」




瑛人は泣き崩れてしまった。




「瑛人、、、俺な。幸せなんかじゃないよ。確かに、小さい頃小学生の頃は可愛がられていたかもしれない。だけど、そこまでだった。
小学校を卒業したら毎日虐待が続いた。もう、、家なんて帰りたくないって思ったよ。そんな時に助けてくれたのが、白龍の先輩達だった。」




「生きてて幸せな毎日を送ってる人なんていねーよ。何かしら辛いことはある。瑛人、なにも気づけなくてごめん。」




精一杯謝った。




「俺はおめぇを許す気はない。だけど、、包丁で刺そうとして悪かったな。刺したあいつに謝っといてくれ。」




それだけ言い残して消えて行ってしまった。




「あ!悠希!沙良が目を覚ましたそうです。
大輝は、手術が無事に成功したらしいです!!!」




「おー!今から病院に向かうぞ」




俺は倉庫を出てバイクにまたがった。




「悠希、また会ったな」




「おめぇ、なんでここに」




引退した叶多がこんなところにいるはずがない。
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