深まり愛~彼は一途な想いを貫く~
突然嘆きだした恭也は座り込んで、頭を抱えた。彼の目線に合わせて、私も腰を屈める。
恭也の肩に手を置くと、その手をギュッと握られた。
「さやかの家族に何を言われても、絶対に離さないから」
「あ、うん……頑張って」
「もちろん頑張るけど、さやかのお父さんは手強い感じ?」
「うーん、どうかな? もう私もいい歳だから、あれこれうるさくは言わなくなっているけど」
「不安になるようなこと、言うなよ」
私は繋がっていない方の手で、恭也の頬を触った。
怯えている様子の彼は、ちょっとかわいく見える。
彼もまた、私と同じいい歳の男なのだけど。
「頑張ってね。恭也なら、大丈夫」
「いや、いや、そんなプレッシャーかけるなよ」
私はフフッと笑い、彼に軽くキスをした。
「は……さやか……」
恭也の目は見開かれ、口が半開きになる。
徐々に今何をされたのか、状況がわかったようで頬が赤くなっていった。
彼と唇を重ねたのは、久しぶりだ。
私は腰を上げて、彼の手を引っ張った。
「早く、恭也の部屋に行こう」
「ああ、行こう。急いで、行こう!」
急いだ私たちは、恭也の部屋に入ってからも忙しなかった。
恭也の肩に手を置くと、その手をギュッと握られた。
「さやかの家族に何を言われても、絶対に離さないから」
「あ、うん……頑張って」
「もちろん頑張るけど、さやかのお父さんは手強い感じ?」
「うーん、どうかな? もう私もいい歳だから、あれこれうるさくは言わなくなっているけど」
「不安になるようなこと、言うなよ」
私は繋がっていない方の手で、恭也の頬を触った。
怯えている様子の彼は、ちょっとかわいく見える。
彼もまた、私と同じいい歳の男なのだけど。
「頑張ってね。恭也なら、大丈夫」
「いや、いや、そんなプレッシャーかけるなよ」
私はフフッと笑い、彼に軽くキスをした。
「は……さやか……」
恭也の目は見開かれ、口が半開きになる。
徐々に今何をされたのか、状況がわかったようで頬が赤くなっていった。
彼と唇を重ねたのは、久しぶりだ。
私は腰を上げて、彼の手を引っ張った。
「早く、恭也の部屋に行こう」
「ああ、行こう。急いで、行こう!」
急いだ私たちは、恭也の部屋に入ってからも忙しなかった。