深まり愛~彼は一途な想いを貫く~
東京では、あまり雪が降らない。だが、恭也は降ったときに備えて、先週冬用タイヤに交換していた。
今日は、二人で過ごす初めての聖夜だ。先月からいろいろと話し合って、『おうちクリスマス』をする予定になっている。恭也が早くに帰って来れるかが問題だ。
昨日も帰宅は二十二時だった。夕食は会社で食べていて、私は一人で食べた。
「恭也、今日大丈夫なの?」
「もちろん。今年、うちの会社はクリスマスをノー残業デーと決めたんだよ。みんなクリスマスに仕事したくないから、喜んでいるよ」
「それって、恭也が決めたの?」
もしかして、自分が早く帰りたいがために職権乱用したのではないかと疑った。
「違うよ。俺は提案をしただけ。総務部が社内アンケートをとり、賛成意見が多かったから、採用されたんだ」
「なるほど、良い提案ね」
「そう。俺、偉いだろ?」
「うん、偉い。さすが、恭也だね」
彼は私に褒められるとものすごく元気になれると言う。そんなことで元気になれるのならと、進んで褒めるようにしている。
こういうのも夫婦円満のコツになるのかもしれない。
今日は、二人で過ごす初めての聖夜だ。先月からいろいろと話し合って、『おうちクリスマス』をする予定になっている。恭也が早くに帰って来れるかが問題だ。
昨日も帰宅は二十二時だった。夕食は会社で食べていて、私は一人で食べた。
「恭也、今日大丈夫なの?」
「もちろん。今年、うちの会社はクリスマスをノー残業デーと決めたんだよ。みんなクリスマスに仕事したくないから、喜んでいるよ」
「それって、恭也が決めたの?」
もしかして、自分が早く帰りたいがために職権乱用したのではないかと疑った。
「違うよ。俺は提案をしただけ。総務部が社内アンケートをとり、賛成意見が多かったから、採用されたんだ」
「なるほど、良い提案ね」
「そう。俺、偉いだろ?」
「うん、偉い。さすが、恭也だね」
彼は私に褒められるとものすごく元気になれると言う。そんなことで元気になれるのならと、進んで褒めるようにしている。
こういうのも夫婦円満のコツになるのかもしれない。