1945年 8月9日 11時2分
ッ!
『い、ちろ、う…』
そこには…
私を庇ってくれたであろう一郎がいた。
一郎は、原型をとどめていなかった。
顔は、赤く、身体は、赤く…
『う、あ、いち、ろう、いち、ろう』
何が起こったのかわからなかった。
一郎は…
息をしていなかった。
『い、ちろ、う…』
そこには…
私を庇ってくれたであろう一郎がいた。
一郎は、原型をとどめていなかった。
顔は、赤く、身体は、赤く…
『う、あ、いち、ろう、いち、ろう』
何が起こったのかわからなかった。
一郎は…
息をしていなかった。