1945年 8月9日 11時2分
店も、病院も、家も…
跡形もなく、そこだけ時間が止まったように…
ッまずは、下に行こう。
一郎は、連れて行った。
もし、このまま置いていたら…本当に、どこかに行ってしまいそうな気がしたから…
下に行くと…
丘より、悲惨だった。
皮膚がただれ落ちた人、道端に倒れている人、腕がない人、足がない人…
みんな、
「みず、みず…」
「み、ず、を…」
私も水が欲しくなった。
跡形もなく、そこだけ時間が止まったように…
ッまずは、下に行こう。
一郎は、連れて行った。
もし、このまま置いていたら…本当に、どこかに行ってしまいそうな気がしたから…
下に行くと…
丘より、悲惨だった。
皮膚がただれ落ちた人、道端に倒れている人、腕がない人、足がない人…
みんな、
「みず、みず…」
「み、ず、を…」
私も水が欲しくなった。