フラグを全力で育てる系女子の恋愛事情〜なぜか溺愛されてますが〜
お父さんから許可をもらって、三苫さんと晩ご飯を食べに行くことになった。
普段、お父さんとはほとんど外食しないから、夕食を外でなんてちょっと新鮮だ。
「お友達とは、ご飯行かないの?」
「夜ご飯はあんまり行かないかもです。華も、一緒にウチで食べるってのはよくあるけど」
「華ちゃんって言うんだ、お友達」
「はい。というか、華しか友達いません」
「あはは、小夏ちゃんおもしろい」
三苫さん冗談だと思ってるっぽい。
「なに食べたい?」
「三苫さんは?」
「遠慮しなくていいから、小夏ちゃんの食べたいもの食べよう」
「ホントにいいんですか?じゃあ」
「うん」
「焼肉食べ放題、かな」
一瞬、ビックリしたような顔をされた。
「あ、引きました?」
「いや、小夏ちゃんらしいなぁって」
ん?それ、どういう意味だ?
「俺、全然意識されてないなぁ」
「なにがですか?」
「いや、いいんだ。いこっか、食べ放題」
いつもの穏やかな表情に、少しホッとした。
さっきの三苫さん、ちょっと知らない人みたいだったから。
でも、久々の焼肉食べ放題…
むくむくとテンションが上がっていった。
普段、お父さんとはほとんど外食しないから、夕食を外でなんてちょっと新鮮だ。
「お友達とは、ご飯行かないの?」
「夜ご飯はあんまり行かないかもです。華も、一緒にウチで食べるってのはよくあるけど」
「華ちゃんって言うんだ、お友達」
「はい。というか、華しか友達いません」
「あはは、小夏ちゃんおもしろい」
三苫さん冗談だと思ってるっぽい。
「なに食べたい?」
「三苫さんは?」
「遠慮しなくていいから、小夏ちゃんの食べたいもの食べよう」
「ホントにいいんですか?じゃあ」
「うん」
「焼肉食べ放題、かな」
一瞬、ビックリしたような顔をされた。
「あ、引きました?」
「いや、小夏ちゃんらしいなぁって」
ん?それ、どういう意味だ?
「俺、全然意識されてないなぁ」
「なにがですか?」
「いや、いいんだ。いこっか、食べ放題」
いつもの穏やかな表情に、少しホッとした。
さっきの三苫さん、ちょっと知らない人みたいだったから。
でも、久々の焼肉食べ放題…
むくむくとテンションが上がっていった。