フラグを全力で育てる系女子の恋愛事情〜なぜか溺愛されてますが〜
「また小夏が変なこと考えだした」
学校の食堂でラーメンをすすりながら、私の中学からの友人・隅田華が呆れたような声で言った。
「変なこと?何がよ。いたって合理的かつ効率的な作戦じゃんか」
お弁当の白ご飯部分にふりかけをかけながら、私は不満気に華に問いかける。
私の作戦を華に話したら、凄いって褒めるどころかヤバイやつを見るような目つきを向けられた。
「何回も言ってるけど、アンタそもそもが間違ってんのよね」
「華が言うこと、よく分かんない」
「分かんなくないでしょ?恋愛はじめるのに、効率とか合理性を求めてること自体がおかしいんだって」
言いながらも華は、ラーメン食べる手を止めることはしない。
結構豪快にズルズルすすってるけど、顔が可愛いから下品に見えない。
大した化粧をしてなくても元の作りが華やかだし、背も高くてスラッとしてるから目立つ。
地味顔で背丈も並みな私と並ぶと、華の凄さが一層際立つ気がする。
けど私にないものを羨ましがったって意味ないし、友達がステキって普通に嬉しい。ステキじゃなくても友達なってたとは思うけど。多分。
「華は可愛いからいいの。そんな甘っちょろいこと私が言ってたら、一生恋なんかできない」
「何?アンタ恋愛どういう風に見てんの?」
「何億といる参加者全員で行うバトルロワイヤル」
「意味不明」
「勝ち残るには、常にアンテナを張り巡らしてないと。呑気にうたた寝でもしようもんなら、後ろから撃たれて一発ゲームオーバー」
「コンティニューは?」
「始まる前からやり直すこと考えるなんて戦士失格だからね」
「あーはいはい」
物凄くめんどくさそうに言われた。
学校の食堂でラーメンをすすりながら、私の中学からの友人・隅田華が呆れたような声で言った。
「変なこと?何がよ。いたって合理的かつ効率的な作戦じゃんか」
お弁当の白ご飯部分にふりかけをかけながら、私は不満気に華に問いかける。
私の作戦を華に話したら、凄いって褒めるどころかヤバイやつを見るような目つきを向けられた。
「何回も言ってるけど、アンタそもそもが間違ってんのよね」
「華が言うこと、よく分かんない」
「分かんなくないでしょ?恋愛はじめるのに、効率とか合理性を求めてること自体がおかしいんだって」
言いながらも華は、ラーメン食べる手を止めることはしない。
結構豪快にズルズルすすってるけど、顔が可愛いから下品に見えない。
大した化粧をしてなくても元の作りが華やかだし、背も高くてスラッとしてるから目立つ。
地味顔で背丈も並みな私と並ぶと、華の凄さが一層際立つ気がする。
けど私にないものを羨ましがったって意味ないし、友達がステキって普通に嬉しい。ステキじゃなくても友達なってたとは思うけど。多分。
「華は可愛いからいいの。そんな甘っちょろいこと私が言ってたら、一生恋なんかできない」
「何?アンタ恋愛どういう風に見てんの?」
「何億といる参加者全員で行うバトルロワイヤル」
「意味不明」
「勝ち残るには、常にアンテナを張り巡らしてないと。呑気にうたた寝でもしようもんなら、後ろから撃たれて一発ゲームオーバー」
「コンティニューは?」
「始まる前からやり直すこと考えるなんて戦士失格だからね」
「あーはいはい」
物凄くめんどくさそうに言われた。