フラグを全力で育てる系女子の恋愛事情〜なぜか溺愛されてますが〜
入り口でもらったパンフレットを見ながら、福間さんがいるって言ってた教室を目指した。
「お、小夏!」
教室のドアの前にいる受付のお姉さんから説明を受けて中に入ると、福間さんがめちゃくちゃ大きい声で私の名前を呼んだ。
片手をブンブン大きく振ってる。
「あの人、福間さん?」
華がコソッと耳打ちする。
「うん、そう」
「一瞬で小夏に気付いたね」
「確かに。視力いいのかな」
「小夏のこと好きなんじゃん?」
そうです彼私のこと好きみたいなんです、なんて言えるはずもない。
「こんにちは福間さん」
「こんにちは」
近づいてきた彼に、私達は挨拶する。
「小夏の友達?わざわざ来てくれてどうも」
「こちらこそ、普段来れない場所に来られて嬉しいです」
よそいき笑顔の華が福間さんにお辞儀した。
「凄い人気ですね」
「だろ?ウチオープンキャンパスにかなり力入れてっからな」
得意げな顔で言う姿がちょっと可愛い。
「これもすげぇだろ?」
ドレッサーがズラッと並んでて、しかも女優さんが使ってるような、両脇にライトがビカーッと光ってるヤツだ。
「小夏、ここで髪してもらえるなんて凄いね」
「あ、その前にさ。お前もやってみねぇ?」
福間さんが指差した先には、首だけ上マネキン。
「俺がお前の髪イジる前に、お前もこれでやってみろよ。俺教えるから」
「え、や、無理。私こういうの苦手」
動画見ながらやろうとしても、途中で訳わかんくなって結局やめてしまう。
「自分の髪やるより楽だから。ホラ、やってみろって」
「えー、できるかな」
なんだか急に、マネキンがお客さんに見えてきた。
「ねぇ小夏、私ネイル体験の教室行きたいんだけど」
「あ、うん」
華は全く物おじせず、普通に一人でいってしまった。さすが、カッコいい。
「小夏こっちこい」
「は、はい」
こんな体験めったに出来ないし、挑戦してみよう。
「お、小夏!」
教室のドアの前にいる受付のお姉さんから説明を受けて中に入ると、福間さんがめちゃくちゃ大きい声で私の名前を呼んだ。
片手をブンブン大きく振ってる。
「あの人、福間さん?」
華がコソッと耳打ちする。
「うん、そう」
「一瞬で小夏に気付いたね」
「確かに。視力いいのかな」
「小夏のこと好きなんじゃん?」
そうです彼私のこと好きみたいなんです、なんて言えるはずもない。
「こんにちは福間さん」
「こんにちは」
近づいてきた彼に、私達は挨拶する。
「小夏の友達?わざわざ来てくれてどうも」
「こちらこそ、普段来れない場所に来られて嬉しいです」
よそいき笑顔の華が福間さんにお辞儀した。
「凄い人気ですね」
「だろ?ウチオープンキャンパスにかなり力入れてっからな」
得意げな顔で言う姿がちょっと可愛い。
「これもすげぇだろ?」
ドレッサーがズラッと並んでて、しかも女優さんが使ってるような、両脇にライトがビカーッと光ってるヤツだ。
「小夏、ここで髪してもらえるなんて凄いね」
「あ、その前にさ。お前もやってみねぇ?」
福間さんが指差した先には、首だけ上マネキン。
「俺がお前の髪イジる前に、お前もこれでやってみろよ。俺教えるから」
「え、や、無理。私こういうの苦手」
動画見ながらやろうとしても、途中で訳わかんくなって結局やめてしまう。
「自分の髪やるより楽だから。ホラ、やってみろって」
「えー、できるかな」
なんだか急に、マネキンがお客さんに見えてきた。
「ねぇ小夏、私ネイル体験の教室行きたいんだけど」
「あ、うん」
華は全く物おじせず、普通に一人でいってしまった。さすが、カッコいい。
「小夏こっちこい」
「は、はい」
こんな体験めったに出来ないし、挑戦してみよう。