はじめの一歩
プロローグ
私、桜井 色沙。



12歳で、今年は地元の中学へ入学する。




趣味はフルート、特技もフルート…


物心ついた頃にはいつもフルートを吹いていた。



親が習わせたフルートにも関わらず、


親は私がフルートを習い続けるのにとても反対している。



私に相当勉強させたいらしい。



「勉強しろ!!」



という言葉が親のくちから離れることはあるのだろうか?




もちろんフルートを辞める気なんてないけどね。





当たり前のように入学した中学で、



私の生活はメチャクチャになる。







それもこれも、


『アイツ』のせい。
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