はじめの一歩
入部
「ほら、色沙行くよ!!」
「だから私はべつに入らなくてもいい…」
「そんなこと言っても、
もう入部届出しちゃったでしょ!」
いやいや、
アナタが勝手に私の分まで書いて、
ちゃっかり出したんでしょ。
無理矢理私の手を引く来に、
ひどく嫌そうな顔を向けた。
これほど私の気分を害した原因は、
かれこれ数時間前のホームルームにまで遡る。
「だから私はべつに入らなくてもいい…」
「そんなこと言っても、
もう入部届出しちゃったでしょ!」
いやいや、
アナタが勝手に私の分まで書いて、
ちゃっかり出したんでしょ。
無理矢理私の手を引く来に、
ひどく嫌そうな顔を向けた。
これほど私の気分を害した原因は、
かれこれ数時間前のホームルームにまで遡る。