はじめの一歩
♪キーンコーンカーンコーン♪






チャイムとともに誰かの手が優しく頭を撫でた。







「次頑張ればいいじゃん。




おれも色沙に負けないように頑張るからさ。」







そして、




この人は私の弱いところを知っている。






こんな風にいつもくすぐっていくんだ。






だからこのドキドキも消えることを知らないでいる。





こんなこと今までなかったのに……







本当に自分はおかしくなったのかもしれない……



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