ホワイト・ターン・オレンジ〜夕日色の白い部屋で幼なじみと甘いひととき〜
ドキドキの連続
七回目。
録音を聞き終えてイヤホンを外した新は何故か眉間にしわを寄せる。
「どうしたの?」
「いや……なんて言うか……とりあえず確認させて」
少し不機嫌な様子のまま、新はドアのカギを確認しに行く。
もうこれは定番の行動なのかも知れない。
戻って来てベッドに座り直しても、新はまだ不機嫌そう。
いままでこんなことなかったのに……。
わたしがループしていることは信じてくれていると思うけれど……。
いったいどうしたっていうんだろう?
オレンジに染まった静かな保健室。
あまりの静けさに不安が募る。
でもわたしの方から何か言える雰囲気でもなくて……。
「……ほのか」
「え? あ、なに?」
突然呼ばれて驚きつつも、沈黙が破られて助かったと思った。
でも、何故か新が更に距離を近づけてきて戸惑う。
いきなりどうしてしまったんだろう。
体温さえ感じ取れそうなほどの近さにドキドキする。
それなのに、新はもっと近づこうとして来るからわたしは思わず逃げるように体を傾けベッドに手をついた。
「あ、新? な、何?」
「ん?……こうしたらほのかはどれくらい俺のこと意識してくれんのか、試してる」
新のよく分からない行動に問を投げかけると、更に意識してしまいそうな言葉が返ってくる。
録音を聞き終えてイヤホンを外した新は何故か眉間にしわを寄せる。
「どうしたの?」
「いや……なんて言うか……とりあえず確認させて」
少し不機嫌な様子のまま、新はドアのカギを確認しに行く。
もうこれは定番の行動なのかも知れない。
戻って来てベッドに座り直しても、新はまだ不機嫌そう。
いままでこんなことなかったのに……。
わたしがループしていることは信じてくれていると思うけれど……。
いったいどうしたっていうんだろう?
オレンジに染まった静かな保健室。
あまりの静けさに不安が募る。
でもわたしの方から何か言える雰囲気でもなくて……。
「……ほのか」
「え? あ、なに?」
突然呼ばれて驚きつつも、沈黙が破られて助かったと思った。
でも、何故か新が更に距離を近づけてきて戸惑う。
いきなりどうしてしまったんだろう。
体温さえ感じ取れそうなほどの近さにドキドキする。
それなのに、新はもっと近づこうとして来るからわたしは思わず逃げるように体を傾けベッドに手をついた。
「あ、新? な、何?」
「ん?……こうしたらほのかはどれくらい俺のこと意識してくれんのか、試してる」
新のよく分からない行動に問を投げかけると、更に意識してしまいそうな言葉が返ってくる。