だからもう
それから何となく気が合うなぁって。
毎日屋上で、私は君に歌を聞かせて、君は私に本の話を
したね。
それである日。
いつものように屋上に行ったら、君は正座をしてカチコ
チに固まってて。
『何したの?』
って聞いたら
『ぼ、僕と、付き合ってくれませんか?』
って顔を真っ赤にして告白してくれたね。
『喜んで』
って伝えたら君はすっごく喜んでくれたよね。
でもあんまりに緊張してたから、面白くて笑っちゃった
けど。
今でも、思い出すと笑っちゃう。