別れ恋
side 愛
ずっと、毎日泣いていた。
別れた日を思い出して。
三ヶ月ぐらいが経って、もう泣くことは無くなったし、ありたくない。
何回か連絡しようと思ってスマホに手をつけても、やっぱり拒んでしまって。
きっと、あの頃に戻ってしまったら、また同じことになって、悲しい気持ちをもう一度味わうことになってしまうだろうから。
一月。
とても寒い時期。確か、一年前は優が抱きしめてくれて、暖かかった。
そんな温度ももうない。
毛布を軽く羽織って、温かいミルクティーを飲む。
「……」
静かな部屋。
カーテンの隙間から見える外が、やけに暗く見えるようになってしまったのはいつからだっけ。
昔は、全部キラキラして見えたのに。
「あ……」
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