恋の花と君が散るまで〜ポケットの中で今日も。〜
Epilogue
満開の桜が咲いている。春一番とともに、ふわぁっと柔らかい花びらが散っていく。
美來とお花見したのなんて、何年ぶりだろう。
「この前の結婚式、最高だったよ〜」
「石竹香織24歳です〜!」
「もうそろそろ慣れた?」
「まだ結婚して1周間よ!まだまだバタバタしてばっかだよ〜」
「そっかそっか笑」
「そーよそーよ笑」
「やっぱ香織は花の名前とも彼とも運命で繋がってたね」
「へ?」
「あたしも合ってんのか分かんないけどさ、石竹って、セキチクって読んでナデシコ科の多年草のこと言うらしいの。」
スマホを見ながら美來が話す。
「でねでね、カーネーションってこう書くらしいんだけど、」
美來のスマホの画面に、『和蘭石竹』という文字。
「なにこれ?ワランセキチク?」
美來とお花見したのなんて、何年ぶりだろう。
「この前の結婚式、最高だったよ〜」
「石竹香織24歳です〜!」
「もうそろそろ慣れた?」
「まだ結婚して1周間よ!まだまだバタバタしてばっかだよ〜」
「そっかそっか笑」
「そーよそーよ笑」
「やっぱ香織は花の名前とも彼とも運命で繋がってたね」
「へ?」
「あたしも合ってんのか分かんないけどさ、石竹って、セキチクって読んでナデシコ科の多年草のこと言うらしいの。」
スマホを見ながら美來が話す。
「でねでね、カーネーションってこう書くらしいんだけど、」
美來のスマホの画面に、『和蘭石竹』という文字。
「なにこれ?ワランセキチク?」