旅先恋愛~一夜の秘め事~
「泣きすぎ」
困ったような表情で、彼が私の涙を唇でそっと拭う。
さらに私の腰を引き寄せて、額、鼻、頬にキスの雨を降らした。
「……愛してる」
甘い声とともに彼がゆっくりと唇を重ねてくる。
何度も繰り返されるキスに胸がいっぱいになり、幸せと愛しさが心の中に広がっていく。
ほんの少し唇を離した彼が私の目を覗き込む。
「東京での結婚式を終えたら、華と三人で京都で結婚式を挙げよう」
「え……」
「すぐじゃなくていい。俺たちが出会った大切な場所で、唯花への想いをきちんと誓いたいんだ」
真摯な眼差しが胸を打つ。
「華にも、俺たちの出会いを教えたいからな」
再び視界が滲んでいく私を、暁さんの長い腕が抱きしめる。
「約束、ね」
「ああ」
向かい合って微笑み合う。
何気ない日常をすべて幸せに変えてくれる愛しい人。
道に迷ったあの日、まさかこんな未来がやってくるなんて思いもしなかった。
これから先もずっと一緒に歩いて行けますように。
心の中でつぶやいて、もう一度笑顔を向けた。
end
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
最後まで読んでくださり、ありがとうございました(*^-^*)
楽しんでいただけましたら幸いです!
(よろしければ感想等いただけましたら嬉しいです……)
また次回作も読んでいただけますよう、頑張ります。
暑い毎日が続いておりますので、どうぞ皆様、お身体ご自愛ください。
困ったような表情で、彼が私の涙を唇でそっと拭う。
さらに私の腰を引き寄せて、額、鼻、頬にキスの雨を降らした。
「……愛してる」
甘い声とともに彼がゆっくりと唇を重ねてくる。
何度も繰り返されるキスに胸がいっぱいになり、幸せと愛しさが心の中に広がっていく。
ほんの少し唇を離した彼が私の目を覗き込む。
「東京での結婚式を終えたら、華と三人で京都で結婚式を挙げよう」
「え……」
「すぐじゃなくていい。俺たちが出会った大切な場所で、唯花への想いをきちんと誓いたいんだ」
真摯な眼差しが胸を打つ。
「華にも、俺たちの出会いを教えたいからな」
再び視界が滲んでいく私を、暁さんの長い腕が抱きしめる。
「約束、ね」
「ああ」
向かい合って微笑み合う。
何気ない日常をすべて幸せに変えてくれる愛しい人。
道に迷ったあの日、まさかこんな未来がやってくるなんて思いもしなかった。
これから先もずっと一緒に歩いて行けますように。
心の中でつぶやいて、もう一度笑顔を向けた。
end
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました(*^-^*)
楽しんでいただけましたら幸いです!
(よろしければ感想等いただけましたら嬉しいです……)
また次回作も読んでいただけますよう、頑張ります。
暑い毎日が続いておりますので、どうぞ皆様、お身体ご自愛ください。