空を見上げて~優しい風 次世代編~
すると、
「待って。
その、飛鳥さんっての、やめない?
同い年だし…友達なのに。」
と、言われた。

「あぁ、忘れてた。
でも、呼びやすいんだよ。」

「堅苦しくて疲れちゃうから、
呼び捨てでいいよ。」

「解った。
じゃあ、飛鳥って呼ぶ。」

「うん。」

「じゃあ、次会うのは
年明けてからだな。
よいお年を。
あと、メリークリスマス。」

「うん。」

こうして、僕の初告白は
終わってしまった。

だけど言いたい事が言えたので
少し満足だった。
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